冬こそ休まず水泳を♪ |
今や水泳は屋内プールの普及にともない、季節を問わないオールシーズンスポーツとして |
定着してきました。しかし、そんな中でもやはり、『寒くなったから』又『風邪をひくから』といった |
安易な理由で月休みされたり、お辞めになったりされる方がおられます。しかし、寒い冬だから |
こそ積極的に水泳をすべきなのです。今回は寒い時期の水泳練習の意義などについて、 |
お話してみたいと思います。 |
【屋内プールは真夏と同じ】 |
当クラブのプールコンディション(水温・室温)は年間を通じて同じ状態に保っています。水温 |
30.5度・室温35度です。これは真夏の状態とまったく同じかそれ以上です。したがって、 |
プールでの練習中に寒くなったり、風邪を引いたりすることのご心配はまったくありません。 |
後でも述べますがむしろ風邪の予防に大いに役立つのです。 |
【厚着は抵抗力を弱める】 | |
寒い時期は、どうしても寒さから身を守るために厚着になりがちです。 | |
体の皮膚表面には体温を調整するための機能があり、寒くなったり、 | |
暑くなったりすると、調整機能が働いて体温を一定に保とうとして | |
いるのです。しかし、あまりその機能を過保護にしている、つまり、 | |
いつも厚着をして肌を守ってばかりしていると調整力が弱まり、 | |
温度の変化に対応できない弱いからだになってしまいます。 | |
「子供は風の子」まさにその通りで、時々は冷寒刺激を与えて皮膚 | |
の温度調整機能を鍛えてあげることが大切です。又、先ほど水温は | |
30.5度と申しましたが、この温度は間違いなく人間の体温より6度は低いのです。 | |
しかも、「水」には熱伝導率が高いという特性があり、皮膚が直接水に接しているので、 | |
皮膚の抵抗力を高める上でとても効果的です。 |
【水泳後のケア】 | |
今までのお話でだいたいご理解いただけたかと思いますが、 | |
水泳中に風邪を引くことはまずありません。むしろ、風邪の | |
予防に大いに役立っているのです。ですが、髪の毛がぬれた | |
ままで外気に触れますと気化熱を奪われ、寒くなってきます。 | |
大切なことは、髪の毛や身体ををよく乾かし熱を奪われない | |
ようにすることです。また、表に出るときは暖かい格好をする | |
ようにしてくださいね♪ |