さて、突然ですがこのコラムを読んでいる貴方!貴方は前屈→ができますか? | |
最近、子供たちを指導してきて思うことは、体の固い子どもたちが多い事です。以前 なら体が柔らかい子が多くいましたが、最近の小学生などでも前屈をすると床に手が 着かない子や、ひどい場合ですと手が膝の高さまでしかいかないお子さんも多くみられ るようになりました。 |
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大人と比べるとからだが柔らかい子どもが多いですが2、3歳でもからだが固い子も。 このくらいの年代でも、それぞれの子どもでからだの柔らかさが変わってきます。 |
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赤ちゃんの時は、筋肉が柔らかく、これから骨格を形成してく中で靭帯、関節など 未熟でとてもからだが柔らかいですね。 赤ちゃんのときから2・3歳くらいになる間でも、からだの柔らかさの違いがでてくる のはなぜでしょうか? |
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ご両親の体が固いので、遺伝??と思われる方もいらっしゃると思うますが、 遺伝的な要因よりも、多くの影響を与えるのは日常の生活にあります。 |
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子どもがハイハイ、立って歩く、走るなど成長していく中で、筋肉もつき、関節、 骨格が発達していきます。しかしながら、からだの歪みも日常の生活で少しずつ 現れてきます。それが、からだの柔軟性にも影響を与えるのです。 |
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成長とともに日常生活の動きもある程度決まってきますが、決まった動きばかりをすることが多くなってくると、 からだの左右対称のバランス、筋力、柔軟性に影響をもたらし、幼児期であってもからだが固くなることもあるのです。 |
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からだが固いとなにか問題でもあるの??と思われる方もいらっしゃいますが、≪大問題≫なんです!子供の頃から こんなに身体の柔軟性が無いと大人になる頃には、もっともっと体がかたくなってしまいます。からだが固いことで、将来 腰痛・肩こり・五十肩・坐骨神経痛といった様々なからだの痛みを引き出す要因の1つとなっていきます。 |
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≪からだが柔らかいことのメリット≫ | |
赤ちゃんや幼児が、高いところから落ちたり・こけたとき大怪我ならないことって、よくありませんか?それは高い柔軟 性のために大怪我にせずに済んだのです。つまり、からだが柔軟であることは、怪我が少なくなり、様々なスポーツ でもパフォーマンスのアップにつながるのです! |
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≪高い柔軟性を持つためには?≫ | |
スポーツで普段からからだをたくさん動かすことが大切です。 もともと柔軟性の高い子どものうちから、スポーツの 中でからだを使うことで柔軟性も保ち、筋力も養います。 |
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中でもスイミングは、幼児から年配の方まで気軽に始めることができるスポーツであり、上肢を使うことに関しては、 どのスポーツにも負けないスポーツだと思います。他にも、下記のようなメリットが挙げられます。 |
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・腰や脚などに負担をかけることなく、全身運動を行える | |
・水に当たると皮膚血管を鍛えることができるので、病気をしにくくなる | |
・心肺機能や循環器の働きが良くなるので、小児ぜんそくなどが良くなる | |
・水への恐怖心がなくなる | |
・水泳をすることで、脳の働きが活発になる | |
体が健康になったり、脳の活性化につながったりといいことが多いですね 。 | |
いかがでしたか?水泳に限らず、スポーツ等でからだを動かすことのメリットをご理解いただけたでしょうか? | |
もし、このコラムを読んで運動はじめようと思ってくださると幸いです! |